さて、なかなか更新できずすみません。
今回はルールについて。
大きな違いは以下の3つです。
ブロックタッチのカウント
オーバーハンドパスのダブルコンタクト、判定基準
指の腹を使ったパス、アタックについて
1つづずつ説明していきましょう。
ブロックタッチのカウント
バレーボールでは、ブロックタッチは1回とカウントせず、その後3回のタッチで相手コートに返球することが許されています。
しかしビーチバレーでは、ブロックタッチを1回とカウントし、その後2回のタッチ以内で相手コートに返球しなければなりません。
つまり、ブロックタッチの後のレシーブは、味方にトスをあげなければならないわけですね。
これはビーチバレー特有の技術です。
近年のバレーボールでは、相手チームのフェイントやブロックタッチをセッターがレシーブする際、バックセンターの選手にトスをあげ、そこからツー攻撃あるいは味方にもう一度トスをあげるというプレーがトレンドとなっていましたね。
ビーチバレーでは、もう一度味方にトスをあげることはできませんので、ブロックタッチの後は必ず味方にトスをあげることになるわけです。
次はオーバーハンドパスのダブルコンタクトとキャッチの判定基準について。
まずは、オーバーハンドパスのダブルコンタクトについてです。
ビーチバレーでは、オーバーハンドパスのダブルコンタクトの反則について、非常に厳しい判定が下ります。
ビーチバレーにおいて、サーブレシーブやチャンスボールを返球する際にオーバーハンドパスが使用されないのはこれが理由です。(決して、ファーストタッチにオーバーハンドパスの使用が禁止されているわけではありません。)
具体的な判定基準については審判によって違い、たびたび抗議の対象になるのはビーチバレーのあるあるです。
10年プレーした私でも、この基準について明確に人に説明することができません。
(この辺りはビーチバレーのとっつきにくさに影響していますね汗)
えービーチバレーって風もあるし、オーバーハンドパスが難しくて使えないじゃん、もうやる気失せた、というそこのあなたに朗報があります笑
ビーチバレーはオーバーハンドパスのダブルコンタクトに対してはインドアより厳しいのですが、キャッチについてはインドアバレーより緩い基準になっています。
単純に説明すると、少し長めにボールに触ってもキャッチの反則にはならないといったところでしょうか。ですから、その分コントロールとダブルコンタクトへの恐怖感は少し和らぎます。
この辺りの基準についても、曖昧なところもありますが、こればかりは経験としか言えません、、、
あれはよくてこれはダメなのかよ、もビーチバレーあるあるです。
(とっつきにくいですねぇ、、、)
また、これはキャッチとダブルコンタクトの話からはズレますが、オーバーハンドパスを用いての相手コートへの返球については、両肩に対し直角の方向にしかすることができません。要は、正対した方向にしかボールを出せないということですね。
これができてしまうと、2人ではとてもコートを守りきれないことが、実際にやってみるとわかるかと思います。
さて、色々と面倒なルールも多いですが、気を確かに、次にいきましょう。笑
もう一つのポイントは、
指の腹を使ったプレーについて。
ビーチバレーでは、オーバーハンドパス以外で、指の腹を使用したプレーはほぼすることができません。
例えば、片手でのアタック時に指の腹を使用することも反則です。
いわゆる、インドアでいうところの、
フェイントと言われるプレーになりますかね。(正しい用語ではないと思いますが、ここでは分かりやすさを重視します。)
もしそのようなプレーがしたい場合は、指の背中側を使用した「ポーキー」や、指の先端を使用した「コブラ」という手法を使用する必要があります。
また、ファーストタッチでも、強打以外のボールを特に片手で指の腹を使ってしまうとキャッチの反則をとられやすいですし、セカンドタッチでもオーバーハンドパス以外は同様です。
アンダーハンドパスや、手を握った形でパスする必要があります。
筆者の解釈としては、オーバーハンドパスや指の腹を使うような、いわゆるボールを操作しやすいプレーに対して制限を設けることで、簡単に点数が入ってしまうことを防いでいるということだと思っています。
オーバーハンドパスやフェイントをバンバン使えてしまうと、ビーチバレーではコートに2人しかいないので、ラリーが続かず面白くないんですね。
ですから、このルールのおかげで、ビーチバレーという競技はより深く楽しいものになっていると思います。
少し長くなりましたが、今日はこの辺で。
一通りバレーボールとビーチバレーの違いは説明できたかと思いますが、また思いついたら書きますね。。。笑
それでは。